ママの養育行動
本来、親子関係は特に意識しなくても、自然な子育ての中で、自然に進んでいくものです。
しかし、不安やストレスを抱え込みやすい子どもの場合は、どうしても助言や手助けが必要となります。
今までの問題は、育て方のせいではなく、子どもの側に原因があったとしても、そこから脱却するためには、親の側からの働きかけが必要なのです。
母子関係は胎児期のときから始まっており、出生後はさらに具体的なものになります。
新生児が母親の顔を他の人の顔よりも多くみて、母親と他の人の顔と声などから、識別する能力を持ってることを確かめた研究もあります。
新生児は積極的に母親の養育行動を促すように働きかけますが、例えば授乳やおむつ交換などの行動を誘引できるのです。
一方、母親はこれらの養育行動によって、子ともが幸福そうな表情を見ると自分も幸福感を感じる、このような相互作用を通して母子関係は発展しいくのです。
このようにして、母親の愛着行動が増えることによって、赤ちゃんの発達に与える影響は大きなものがあります。
お母さんの愛着行動
母親の愛着行動が増えれば、育児行動も健全なものになりますので、母子関係がうまくいかないときの虐待が減り、子どもの発達障害も減ってきます。
子供が大きくなってからも、精神的な問題を抱えることがより少なくなってきます。
この頃母性を十分持ち合わせていない、このような女性に対して、母性の崩壊や母性の衰弱というような言葉で表現されますが、母性の未成熟、つまり、母性がまだ十分に育っていないのだと言う理由から、このように表現されています。
そしてこの母性の未成熟そのものが、今日の親子の絆の崩壊や児童虐待の発生の原因として、大きなポイントとされているのかもしれません。
ヤンママの育児
現在のわが国では女性を取り巻く社会環境の変化が採りあげられてれおり、幼女時代から女性を取り巻く社会体制の変遷については、ヤングママの多くは母性喪失が著しいとの説が流れていますが、しかしその原因の全てヤングママの責任とするのは酷ではないでしょうか。
どうしてかと言うと、住んでいる社会そのものが、母親の母性の成熟を阻害する方向に動いているからなのです。
子どもは、同一の刺激や経験には同じように反応しないことを示す研究は多く、また、母親の養育行動により、子どもの愛着行動の性質にちがいが生れてくるという意見も多いのです。
しかし、子どもの発達に影響を与える要因を、子どもの側の行動パターンや母親の側の養育態度のいずれかに求めるという考え方は、すでに支持されないのです。