食べることは学習
食欲がその生命を支える基本的な欲求ですので、ミルクを飲まなかったり、食事をうまく与えられないのは多くの母親や保育者の気になることとしてあげられる事です。
たべることに関して理解しておきたいことは、お腹が空けば食べるということですが、飲まない、食べないということのみでなく、どのようなときに飲んだり、食ぺたりしているかを考える必要があります。
赤ちゃんがミルクを飲む口の動きは、生まれながらに身に付けていますが、食べることは学習することにより習得します。
唇が上下に閉じられると口と手が協調して動くことが習得のポイントになりますが、多くは1歳前後から自分で手づかみで食べはじめ、そのうちにスプーンが使えるようになり、2歳前後からはフォークで食べることが多くなります。
スプーンやフォークを使う際には、手のひら握りから始まり、次第に指先で握れるようになり、最終的には大人と同じように指先でつまむまでになっていきます。
食べ方の習得
発達過程において、食べ方を習得するためには、赤ちゃんが自分で食べることを無理なく自然にうながし、自分で食べることの喜びや楽しさを感じることが大切です。
乳児期の子どもは母親にミルクや離乳食を食べさせてもらい、もう少し大きくなると、家族の食事に参加するようになり、入園するようになればみんなといっしょに食べるようになります。
したがっていっしょに食べる場所の雰囲気や、いっしょに食べる人の子どもに対する態度や行動が食事に影響してきます。
食事の時間は、最もくつろいだ時間となりますが、このときにあまりにも規則的であったり、強制的に食事をさせると、子どもは食事そのものに対して拒否するようになってしまいます。
飲まないことや食べないことについて考えたいことは、少し年齢が高くなってからの問題ですが、子どもが大きな問題を抱えているなど精神面の問題、いわゆるストレスからくる食欲不振などがあります。
そのストレスのもとになっている原因を取り除いたり、緩和させるなど子どもの情緒の安定をはかることが大切になるのです。
次に、口腔内の機能的発達の問題で、咀しやくなどが未熟な場合は食べ物を考え、子どもに合ったものにする必要があります。
また自閉的な傾向のある子の場合は、感覚的に受け入れられない場合もあるので、無理じいせずに他のもので補い、好き嫌いによる場合は、調理方法の工夫や雰囲気づくりを工夫していきましょう。